ブックタイトル甲斐適生活応援ガイドブック 山梨Life 10

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概要

甲斐適生活応援ガイドブック 山梨Life 10

古民家再生事業「壁塗りのワークショップ」に、スタッフの一員として参加。し、浩之さんとバランスを取りながら、仕事に、子育てにと頑張っているご様子。第二子以降の保育料が3歳まで無料だったり、中学3年までの子ども医療費が助成されたりする手厚い子育て支援にも、感謝していると語ります。 月尾家では、「北杜には美しい山々の風景があり、四季折々の自然を肌で感じることもできるので、存分に味わって感性を養ってほしい」と、休日にはできるだけ自然のなかに子ども達を連れ出しているそうで、「正直、収入は減ったけれど、かけがえのない豊かな時間を手に入れることができました。こちらに来て、本当に良かったと思っています」とお二人。優しいまなざしの先では、3人の子ども達が富士山を仰ぎながら、仲良く芝生の上を駆け回っていました。 以来、生活が大きく変わったと浩之さん。「以前は、週末も仕事でしたし、平日も帰宅が午前零時を過ぎることも多く、疲れて寝るだけの生活。一緒に住んでいるにも関わらず、たまの休日に子どもの姿を見て、『大きくなったなぁ』と感じることさえありました。それが、こちらに来てからは一変。僕は今、北杜市農業企業コンソーシアムの事務局に勤務しているのですが、18時過ぎには帰宅できるので、仕事帰りに保育園に立ち寄って次女を引き取ったり、僕が夕食の用意をして家族の帰りを待ち、皆で食卓を囲んだりと、以前では考えられなかった生活ができています。さらに、PTAの役員をやらせてもらったり、自治会活動に参加させてもらったり、市民農園を借りて子ども達と野菜を作ったりと、子ども達との関わりも増えています。以前は参観日すら行けなかったのに、すっかりイクメンですよ」と、笑顔で話します。 一方有希さんは、地元の病院に職を得て見事社会復帰を果た当初は、多少なりとも土地勘のある関西周辺を考え、四国や岡山、小豆島などを巡ったそうですが、思うような場所に出会えず、加えて災害への懸念もあり、決めかねていたといいます。そんなとき、芸能人が移住体験をするテレビ番組で知ったのが北杜市でした。「実は、山梨の事はそれまで全く知らなかったのですが、素直にいいなと思いました。それで、次の休みに実際に来てみて、やっぱりいいなと」。その後はとんとん拍子に話が進み、2017年4月、家族揃って北杜市へ移住しました。家族揃って夕食を囲み、休日には自然のなかへ。笑顔あふれる毎日が続いているパパ友を通して入会した「ガタケオヤジの会」で米作りを体験。さらにそのつながりから、林業や古民家再生事業にも携わるようになった。「誘ってもらえて嬉しかったですね。前職での経験を活かし、頑張りたいと思います」と月尾さん。世界がどんどん広がっている。「休日には、できるだけ自然の中へ子ども達を連れ出すようにしています」と月尾さん。この日は、観光客にも人気の「吐竜の滝」で遊んだ後、「清泉寮」で足湯とソフトクリームを堪能。3